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2008年8月23日 (土)

不識庵(ふしきあん)機山(きざん)を撃つ図に題す   頼山陽

江戸後期の人、史家、広島藩士尾藤二洲の門に入り

昌平黌( しょうへいこう)に学ぶ。尊皇の志厚く、

豪放磊落・孝心厚く日本外史など著述詩作にも専念

した。59歳で没す。

謙信と信玄が川中島に戦う図に題し、謙信の側から

これを詠じたもの。

鞭声 粛粛 夜 河を過(わた)る

暁に見る 千兵の大牙を擁するを

遺恨なり 十年 一剣を磨き

流星光底 長蛇を逸す

夜、鞭の音も静かに謙信は川を渡ったが

暁の霧の中に大軍が大牙をかかげて陣するのを見た

謙信は十年余の恨みをこの時に晴らそうと決め、自

ら本営に切り込み

信玄に一閃切りつけたが惜しくも取り逃がしてしま

った

池波正太郎に小説「蝶の戦記」がある。前半は川中

島の合戦に忍者お蝶が絡む筋となっている。

池波正太郎他の短編集「決戦川中島」もあるようだ

がまだ読んでいない。

何かの会合で一曲といわれるとこの漢詩を吟ずる。

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