除夜の作 高適
(作者)盛唐時代河北省の人、玄宗の代に有道科に挙げられる。年50にして始めて詩を学ぶ。唐代詩人中稀に見る栄達者。高古の詩風を以て知られる。
旅館の寒燈 独り眠らず
客心何事ぞ 転(うたた)凄然(せいぜん)
故郷 今夜 千里を思う
霜鬢(そうびん) 明朝 又一年
旅先で除夜を迎えて眠られず‥‥‥‥‥
旅館で寒々とした灯の下で独り眠られぬ夜を過ごした
が旅人の心はどうしたことかひどく淋しさを感じた
それもそのはず故郷を今夜は千里の遠くに思う我が身なのだから
髪の毛に白さを増したその私も明日の朝には又一つ年を加えることになるのだな
(客心)旅人の気持
(転(うたた))ひどく心を打たれるさま
(凄然(せいぜん))悲しみ痛む様子
愛誦詩の一つ、年齢からの容貌・心境はまさにこの詩の通り、
「客心」とはいい言葉、今年の3月に旅立った昭子の客心はいかがなりや
明朝からの一年は‥‥‥‥‥















